■新入社員教育.comの「思い」と「志」

#93 新入社員教育プログラム 指導者の要件③


研修・セミナー等の教育機会。
受講者の心からの満足獲得に不可欠なこと(続)。

新入社員教育プログラムをはじめとした、研修やセミナー等の教育機会の成功。それには必須である受講者の「心からの満足感」獲得。

前回の記事ではそのためには必須と考える5つの要件(チカラ)についてお話しをいたしました。

本日の記事ではその続編として、残りの要件についてお話しをして参ります。

 

 

 

 

教育担当者が備えるべき要件⑥
「観察力」

新入社員教育プログラム。成功を実現し会社に恩恵をもたらすことが至上命題であるコトはいうまでもありません。

これまでの記事においても取り上げて参りましたが、成功実現までの過程において見落としや見過ごしが多かったり、絶対にそうしてはならないことを見落としたり見過ごしたりすると非常に大きな問題になりうるということ。

そうならないための要件とご認識いただければと存じます。

どのようなことでしょうか。

•受講者の感情・意欲の状態

受講者の前に立ってお話しをされたことがある方はご実感いただけると思いますが、前に座りたがらない方が非常に多いものの、前後かかわらずその受講状況は非常によく見えるもの。

そうしたなかであるからこそ、さまざまなコトを観察しなくてはなりません。

たとえばですが、以下のようなことに対してはしっかりと注目し、臨機応変に対応しないと「心からの満足」とはなりません。

・場の空気感

「普通」

 〇「ホームゲームさながら」

×「超絶アウェイ」

などなど、経験上さまざまな状況がありました。

たとえば、

〇「歓迎ムード満載」

×「イヤイヤ感・警戒感満載」

とでは、導入を意識的に変える必要があるというようなことです。

前者の状態であれば自己紹介もそこそこに本題に進んでもまったく問題ありません。

しかし、後者のような状態であれば、

〇本題に入る前の小話(こばなし)

〇質問等を通じてのコミュニケーション創出

〇スパンを短くしての休憩

〇休憩時間を使用しての会話

なども適宜入れていかねばなりません。

受講者の感情を前に向かせ、双方の距離感を縮めないかぎり、その効果創出は絶対に見込めません。

なぜならば、その効果創出の入口は受講者の「心からの満足感」だからです。

受講者が研修そのものに満足していないのに効果創出はありえません。

効果が見込めない・出ないのであれば、教育機会そのものの必要性にも疑問符がついてしまいます。

 

・受講者の理解・納得度

育ってきた環境や価値観などは人それぞれであるがゆえ、同じテーマで話をしたとしても、その解釈や理解の度合‘全人全色’

30人の受講者に「礼儀」の話をしたとしても、全員が100%理解納得しました!」という状況はありえません。

新入社員教育プログラムを進行するなかにおいてはかならず直面するその微妙な表情やしぐさ

こうしたことを見逃さないことを意識・留意しつつ進行する必要があるのです。

あくまでも一般論であることを前提にしていただきたいのですが、たとえばこのようなしぐさはどのような感情の表れでしょうか。

 

 

ドットコム
アゴに手をやる
ドットコム
腕組みをする
ドットコム
首をかしげる

 

インターネットや書籍にも数多く出ていますが、前に立って教える立場である方は普遍の原理ともいえる表情・しぐさと感情の相関性についても押さえておく必要があります。

看過できないような表情・しぐさが見られる方には適宜の対応をしていかねばなりません。

私の場合、質問・指名するのはこういうケースに該当される方が7割くらいです。

残りの3割はどのような方だと思われますか?

 

•伝達機会を逃さない

新入社員教育担当者というと、新入社員の悪いところ・足りないところを指導することにどうしても意識がいってしまいます。

 

 

当然それも大事なのですが、それだけではありません。

 

 

良いところや良い行いを認めて伝えること

つまりは賞賛する(ホメる)こと

受講者に意識を向けて観察していると、悪いところ良いところもさまざま見えてきます。

重要なのは認識できた段階ですぐに直接伝えること。

新入社員
いつのハナシだよ?
新入社員
何のコトでしたっけ?

ホメられて

新入社員
直接言ってくださいよ・・

特に指導に関しては、時間の経過と第三者の介入(人づてに伝えられる)は不納得感・不満のタになります。

良い行いに対してはすぐにホメてあげないとやらなくなってしまいます。

指導の機会、ホメる機会。

こうした不可避で大切なことを「不満」「水泡」にしないためにも「観察力」は必須要件です。

「観察力」あるなしの問題ではありません。

観て察するべき事柄は何なのかを押さえ、‘アンテナ’を立てて察しようとするかしないかの問題です。

レジュメを見ながら

極度の緊張状態

新入社員でなく上司の目を・・

など、とにかく話すことや時間内に終わらせることに精一杯な担当者。

これでは多くの見逃しが・・。

そういう観点でいくと、前回の記事でお話しをした「技術力」とのつながりが非常に強い要件であるといえるかもしれません。

そしてもう一点。

毎年数名はいらっしゃるのですが・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ドットコムの講義・・

 

 

 

 

終わるたびに・・

 

 

 

 


キレイにしてくれる方

 

するべきは何でしょうか。

意欲向上と距離感短縮の「大チャンス」

「伝達機会」を逃してはなりません。

するべきはその方の「厚意」

皆さまはこうした「厚意」を目にしたときに、どのように伝えていますか?

ホメていますか?

ホメかたはご存知ですか?

この機会を逃すとこの良い行いはついえてしまいかねません。

上司
ありがとう!

賞賛ではなく御礼です。

上司
助かるよ!

あなたの都合です。

上司
すばらしい!

※あなたの感想です。

これらは賞賛(ホメること)ではありません。

ご点検いただければ幸いです。

 

 

教育担当者が備えるべき要件⑦
「公平力」

疑問に感じる方も多いと思いますが、この「公平力」。

この要件がなき状態ですと、教育機会を経ての「心からの満足感」獲得は諦めねばなりません。

少々それますが、通常の研修やセミナーですとあまり該当する機会はあまりありません。

しかし、事務・営業等、日々の実務の場でもこの要件の有無は「心からの満足感」のおおもとともいえる、納得感に大きな影響を及ぼします。

どのようなことでしょうか。

研修中。

教育担当者
ピッピキピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピッピィーーーーーーーッ!

だいたいで判読していただければと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

教育担当者

判読できますでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お察しの方も多いと思いますが、これがもっとも致命的なケースです。

同じことをやっているのに、指導内容・対応が異なるケースですね。

新入社員教育はもちろん、研修やセミナーの時間中における居眠りを咎めるという点ではいたって正しいのですが・・・

新卒男子
対応がちがくね?
新卒男子
女には甘いよな・・
新卒女子
下心でも・・?
新卒女子
居心地わっる・・

例示した男女のほかに挙げるとすれば、

ベテランさんと新人さん

年上の部下と年下の部下

などなど、対象者の立場や職位・役割は変わらないなかにおいて、教育担当者の主観で同一の事象や抵触事由であるにもかかわらず・・、

指導や賞賛の有無や程度の格差が生じると、修復不可能なまでのさまざまな弊害を誘発するのはいうまでもありません。

新卒女子
私はホメてもらえないんだ・・
新卒男子
なんで自分だけ指導されないんだろ・・

こういうこともありえます。

指導や賞賛の基準は人それぞれですから、

ドットコム
~までは指導すべき
ドットコム
~を賞賛しないのはNG

などと決めることは不可能です。

許せないことは何であり、許せるのはどこまでのラインなのかは教育担当者に委ねるしかありません。

しかし、対象者は誰であろうとも、それに抵触した場合の対応には・・、

 

ドットコム
一貫性が不可欠なのです!

 

厳しい対応をされた側の不満や不納得感・不信感はもちろんですが、甘い対応をされた側にもバツの悪さを与えてしまう点はくれぐれも留意するべきです。

相手が誰であろうと、看過してはならないというこだわりのもとそれを貫き通すべくチカラ。

これが「公平力」なのです。

新卒男子
今日は機嫌が悪いな・・
新卒女子
八つ当たりすんなよ・・

指導のたびにこう思われるようになってしまったら・・

残念かつ厳しいことですが、教育担当者・指導者・上司としてはおしまいです。

正論を言うだけでは指導は成り立たない。

正論を言うだけでは改善は実現できない。

観察力と公平力なくして指導は成り立たない。

観察力と公平力なくして改善は実現できない。

御社ではいかがでしょうか。

ご点検・ご活用いただければ幸いです。

 

ドットコム
企業における新入社員教育の成功を通じて従業員の育成力向上と定着率アップを実現し、業績の向上を通じて社会に貢献する!

新入社員教育.comでした。

 

ドットコム
本日もありがとうございました。引き続き次号も宜しくお願い致します。
ドットコム
メール購読のお申込み、ツイッターも宜しくお願い致します。
超オススメです!

各企業のご担当者さまにおかれましても、のぶきさんのトークにご興味ある場合はお取り次ぎすることも可能ですので適宜お問い合わせいただけましたらと存じます。


 

Sponsored Link

■シェアをお願い致します!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。