■新入社員教育.comの「思い」と「志」

#38 新入社員向け 良好な人間関係の構築術②


新入社員・就活生の方々は上司・先輩とどのような人間関係を築いていきたいですか?

本日も前号に引き続き、私の実経験に基づき、会社に入ったあとに障害や壁ともなりかねない職場の上司との人間関係構築についてお話しをして参ります。新入社員の方々はもちろん、就活生の方々についてもご参考にしていただければ幸いです。

前号にてご紹介の「Oさん」。では参ります。


 

⑥ゴルフ

新入社員・就活生の方々にはあまりおススメはできませんが・・(苦笑)

時代の違いはもちろん、Oさんと私独自の関係性という部分もあるのですが、かなり強引であるも、ビジネスマンにとってのゴルフの有用性を教えたいという気持ち、そして後述している部分もあったのかな・・と思っております。

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ずっと・・

Oさん
本社に来たワケだし、そういう機会が今後必ずあるから始めたほうがいいよ。 

とは言われてはいたものの面倒くさいこともあり、

拒否

し続けていたのですが、ある日の昼休み、例のごとくパソコン画面を見ながら

Oさん
ちょっといい?

行くと

Oさん
お前これくらい(金)持ってる?

(画面はあるオークションサイトに出品中のゴルフセット)

ドットコム
35,000円・・。あるにはありますが・・
Oさん
これお買い得だから買っちゃえよ・・ 
ドットコム
いやーゴルフはいいっすよー・・
Oさん
買えよ

ありえますか?(笑)

ドットコム
まじ
いっちゃっとる・・
Oさん
いいから
買えよ
ドットコム
は、はひ・・ 
Oさん
ポチッ」

その後、自宅も近いため業務終了後に練習場に行き「レクチャー」を受ける日々。

Oさん
こうやるんだよ!
ドットコム
はい!
Oさん
ちゃんとボール
を見て!
 
ドットコム
うす!
Oさん
また教えてやるよ!
ドットコム
お願いします

とお互いにワイシャツを脱ぎ、Tシャツのみで汗だくになりながら教えをいただきました。
6月ごろの蒸し暑い日だったと記憶しています。

 

ボールを打ち切ったあとに缶コーヒーを飲みながら22時の閉場まで。

Oさん
ああでもない
ドットコム
こうでもない

と話したのは本当に楽しかったです。

今から思えば、若くして社長。会社では、

孤独

だったからかもしれません。

本当によく「戦っていた」「戦ってくれた」方でしたので・・(泣)

そんなこんなでオモシロさになんとなく目覚めた私は、父のすすめもありゴルフレッスンに通うことに。

その旨は「Oさん」にも伝えたのですが、

Oさん
やっぱ面白いだろ?
Oさん
コースなんかお前には100万年早いけどまあ頑張れよ

ドヤ顔

全8回のレッスンを終え、父と行った「コースデビュー戦」の翌日。

ドットコム
はやく聞いてこねぇかなぁ・・
Oさん
昨日いくつだったのよ?
ドットコム
きたきた・・
ドットコム
なんと120が出まして!コースは本当に楽しかったです!
Oさん
え!? はい!? 120!? うそだろ?マジかよ?
ドットコム
本当なんですよ!ゴルフは楽しいですね
Oさん
もうやめた!マジやってらんねぇ・・
ドットコム
・・・

「Oさん」のその時のベストスコアは、

ノーコメントで・・。

それ以来一度も練習場に行ったことはありません。
今も趣味の一つであるゴルフを始めるきっかけを

無理〇り

くださった「Oさん」には本当に感謝です。

新入社員・就活生の方々には到底理解できないとは思いますが・・。


 

⑦仲間意識

新入社員・就活生の方々、社会人となり同期以外に仲間と思える人の存在は本当に大きいです。

仲間と思える存在・・。何が大きいかというと、背伸びをしなくてもよいという部分でした。分からないことを分からないといえること。このようなことが仕事の進め方やスピードに大きな違いをもたらすことを学ばせていただき、それはいまでも変わらず実践しています。

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同じ市内に住んでいたこともあり、本当によくしてもらいました。

Oさん
道が混んでいても混んでいなくても40分で行ける裏道があるから教えてやるよ

と、先導してくださるためにわざわざ早朝に自宅まで来てくださったり。

Oさん
終電を逃したり、車が故障したりなどのアクシデントがあった時は夜中でもいいから連絡をしてこい
Oさん
そのかわり俺もそうした際は連絡させてもらってもいいか?

と言って下さったり。

Oさん
この前はお前が運転してくれたから、今日は俺がするよ

と言って下さったり

厳しいながらも、

「常にお前とは対等だから」

と言って下さっているようでうれしかったのを覚えています。
これを書いている今でもさまざまなことが思い出され、感極まりそうな自分がいます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新たな仕事の指示をいただいた際、

Oさん
これは、これこれこう、こうこうこういうことだから・・
ドットコム
は、はぁ・・
Oさん
分かった?
ドットコム
申し訳ありません。全っ然、分かりません(キッパリ)。
Oさん
・・・。ちょっと裏紙もってこい!

裏紙もってくる。紙に図を書きながら・・

Oさん
こうこうこういうこと。これで分かったか!?
ドットコム
そういうことですね!分かりました!

分からない・曖昧なことを「分からない」といえる勇気。新入社員教育の場でもよく伝えます。分からない・曖昧なままで仕事にとりかかっても絶対にいい結果は出ません。

「そんなことも・・」「理解力が・・」と思われたとしても、自身の時間と労力をかけた結果が評価してもらえないよりはよほどまし。「分からない」とはっきり言えるくらいの仲間が上役にいるだけで自身のスキルや仕事の進め方が大きく変わってきます。


 

⑧別れ

新入社員・就活生の方々、会社は会社の都合で動くもの。気の合う上司との別れは必然です。

運よく仲間といえるだけの方と仕事ができる期間があってもそれは有限です。それが終わればまた新たな上司がつく。価値観やフィーリングはまったく別物。だからこそさまざまなタイプの方との人間関係構築術が不可欠なのです。

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残念ながら子会社の役員として異動なさるとき、なんと、

「リーヅモドラドラ」

という件名のメールをいただきました。

マージャンもご一緒させていただいたのは数知れず・・ですので、そうした件名だったのだと思います。

それにはこんなことが書かれていました。

Oさん
志半ばで今の職場を離れるのは本意ではないし、お前と同じ職場でいられる時間も刻一刻と少なくなっていて、正直淋しい気持ちもあるが、子どもみたいなことも言っていられないので新天地でも頑張る。
Oさん
だから
お前も頑張れ
Oさん
クルマのこと、マージャンのこと、住んでいる場所をはじめ、日常の些細な会話でのフィーリング等、長く会社にいる中で、お前は価値観や考え方の合う稀有な存在であり、この数年間はお前のおかげもあり、会社人生の中でも楽しい時間を過ごせたことに感謝をしている
Oさん
どれだけのことを教えられたかは分からないが、さまざまなことをできる限り教えたつもり。それを活かしてさらなる成長を遂げてほしい
Oさん
ではまた

その後、うちの会社を退任され、その後はご自身で会社を興されました。

本音で話ができる、思ったことを率直に伝えあえる人間関係。そうしたことを新入社員・就活生の方々には実現してもらいたいです。

会社で過ごす同じ10時間弱という時間がまったく別物になります。


⑨その後・・

新入社員の方々、会社に‘心ひらける存在’はいらっしゃいますか?

ものすごくフィーリングの合う人間・・。ある説によると10人いたとして多くてそのうちの2人だそうです。ということは8人はそうなれない。結局のところ全員とは無理だということ。ですから大半はある意味ドライに、気にし過ぎず適度に流すことが必要です。

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新たな会社を案内してくださり、その後は

「例のごとく」

あるステーキハウスでお食事をご馳走してくださり、
そこで、

ドットコム
「Oさん」が去ったあとにも心がけていること
ドットコム
その後の社内のこと
ドットコム
いま妻のお腹の中にいる第二子は男の子であること
ドットコム
その男の子は「○○」と名付けようと思っていること

などなど、色々なことをこちらから好き放題にしゃべった記憶があります。

食事のあとは、さらに

「例のごとく」

ふたりでフリー雀荘に行き、おばちゃん二人組に

‘こてんぱん’

にされたのも今ではいい

思ひ出

です・・・

その後の詳細は聞いていないのですが、海外にも赴かれ、ほどなくして現地語も早々にマスターされ・・と本当にバイタリティのすごい方で、海外に行かれて数年ののち、社内の人間と一緒に一度お会いしたのですが、現地の工場の写真、従業員の写真を見せてくれ、すでに現地語を駆使し資金調達をするべく現地の銀行を回られているなどなど、

いろいろなお話を聞かせていただいたのですが、

ドットコム
やっぱすげぇなぁ・・
ドットコム
か、格が違いすぎる・・

と思ったことも覚えています。

それが私がどうしても

「おそれ多い」

と思ってしまう理由。

結局のところは私の頑張りが足りず、まだまだ顔向けできるレベルには達していないという実感がその理由なのだと思います。
ですので、もっともっと頑張る次第です。

なぜ大好きで心ひらける・許せる存在だったのか・・

いまあらためて思うと「自分らしい」「人間味溢れている」「※1毅然としている」「※2厳しい」「優しい」「※3全力で部下を守る男気」・・。このようなことであったはずです。

※1トップに対しても恐れずに「耳の痛い」ことを言う姿を何度も見てきました
※2新入社員教育担当の駆け出しのころは本当によくご指導いただきました。
※3「〇ビ」になりかけたとき夜中にもかかわらず動いてくださいました

「Oさん」。いかがでしょうか。

この会社で、しかも早い段階で厳しくも人間味のある「Oさん」に出会えたことは何よりの幸運であったと思っていますし、そのなかで「Oさん」にしていただいたことが、今の新入社員教育を通じてご一緒させていただく方々をはじめとしたさまざまな社内外の方々との付き合い方の礎になっていることは間違いありません。

新入社員の方々にも常に言っているのですが、逆境のときでも

「自分らしさ」

だけは忘れないように心掛けています。

100点満点ではないのかもしれませんが、新入社員・就活生の方々、そして企業の教育ご担当者様におかれましても関係するさまざまな方との接し方のご参考にしていただければ幸いです。

【次号】以降は本題に戻りまして、二つ目の

「大テーマ」

について触れて参ります。

ドットコム
企業における新入社員教育を通じて従業員の育成力向上と定着率アップを実現し、業績の向上を通じて社会に貢献する! 

新入社員教育.comでした。

 

ドットコム
本日もありがとうございました。引き続き次号#39も宜しくお願いいたします。

 

ドットコム
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ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。