■新入社員教育.comの「思い」と「志」

#15 新入社員教育 新入社員の意欲を引き出す 担当者の度量


対お客さま・対上司。実務の場ではとうてい立ち回っていけない新入社員の現実。

前回の記事のとおり、人の話を聞く姿勢・各場面でのマナー。だからこその新入社員教育なのですが、それを的確かつ厳しく指摘することとモチベーションの維持向上をどのように両立させるか。

本日の記事はそのあたりについてお話しをして参ります。

 

ドットコム
朝から今までの皆さんの言動をしっかりと見ておりましたが、皆さんはこれから出会う職場の上司・先輩の方々と良い関係が築けますか?

 

新入社員
築けないと思います・・。

(お通夜状態)

的確かつ厳しい指摘と新入社員の意欲の維持向上の両立は図れていますか?

まだ前段の段階ですが、新入社員教育期間はもちろん、今後の長きに渡る社会人生活においてすべてを完璧にすることは無理。上司をはじめとしたさまざまな方からその足りない部分に対する指摘を受けることは不可避。

でも、そのたびにふて腐れ、反発し、意欲を下げるような社員では困ってしまう・・。

そのような中においては有効な手法。

【質問例⑦】としてご紹介いたします。

ドットコム
それ(良い関係が築けないの)はなぜですか? 

 

新入社員
・・・だからです。

 

新入社員の自主的な想起とその人独自の実感を促す

足りないところがあるからといってそれを指摘するだけでは新入社員の納得度は深まりませんし、ともなって意欲の維持まではできたとしても向上までは見込めない。

納得感がないがゆえ、なかなか改善もされない。

同一の事象を全員に対して指摘したところで、当然それに該当する新入社員もいるが、しない人もいる・・。

ゆえに新入社員ご自身で振り返り、考え、自分に該当することはなんだったのかを実感していただくことが肝要となるのです。

私の経験上、以下のようなことが多かったです。

 

新入社員
会社の方々への挨拶が全然できていませんでした・・。

 

新入社員
お話しを聞いている時の態度が全然ダメでした・・。

 

新入社員
入社前ですが、会社からの電話に折り返しを入れていませんでした・・。

 

新入社員
いただきます』『ごちそうさまでした』が言えていませんでした・・

 

新入社員教育担当者としての度量

やっと本日の本題。「三つ目の魔法」ともいえるものです。繰り返しますが、ときに厳しく指摘することと、指摘を受けた新入社員の意欲の向上の両立。これまで喉まで出かかったことを我慢してきましたが、もう少しの我慢が必要です。
※まだ「二つ目」を記していませんが、ボリュームが大きいため、今後の記事にて単独テーマとして取り上げる予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドットコム
いいじゃん!別に! 

 

新入社員
!?

 

ドットコム
自分に足りていないところに気づき、それを直す・改めるための研修です。 

 

新入社員
!!

 

ドットコム
‘本番’前でよかったですね♪

 

新入社員教育。その本質を見失ってはなりません。

眼前に見える新入社員の方々の思わしくない言動。

瞬間的にそれを指摘したくなるのは心の自然な動き。でも本質は指摘をして直させることではなく、双方の関係性構築・意欲向上への寄与・企業活動への貢献。

以前の私がそうでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入社員教育に限らず社内教育担当者というと「悪いところはないか」「指摘しなければ」と目を光らせがちになってしまいがち。

でもこれをするばかりでは新入社員を敵対・萎縮させ、距離感を遠ざけてしまうばかり。

ということで、このようなことを伝えます。

 

ドットコム
「できている」にこしたことはないが、自分で気づけるかが大事 

 

ドットコム
教えられてもいないのに最初からできるわけがない

 

ドットコム
完璧な人間などいない。足りないところがあるのが当たり前

 

ドットコム
それが個性

 

ドットコム
実際の職場の上司や先輩にこれまでのことは言わない。言う必要もない

 

ドットコム
その代わりといってはなんだが、素直に謙虚に受け止め、あらためてほしい。 

 

ドットコム
これまでのことはいったんリセット。新たな気持ちで取り組んでもらいたい。 

 

新入社員
おぉぉ・・神よ・・

 

 

 

 

 

私はこのあと長めの休憩をいれます


新入社員教育。「あるべき論」の押しつけは意欲を阻害する。

「注意指摘はありがたいこと」「言ってもらえるだけまし」。これらはたしかに正しいです。しかし、その本質を教えずして短絡的にそうした「あるべき論」を押しつけるのは危険です。

本日の記事のこれまでのとおり、不思議なことに「社会人としてのあるべき」からかけ離れた状況が非常に多く見られたなか、高圧的な態度をとっていない、ってもいないにも関わらず、休憩後の受講姿勢は見違えるものになってしまいます。

私はまさにこの段階こそが今後の長い長い社会人人生の基礎になると思っています。

挨拶、マナー、名刺交換・・

これらは確かに大事ですが、しょせんは「各論」です。

このあとも続きますが「総論」なくして「各論」を教えることにさしたる意味や効果はありません。

次ページに続きます。

Sponsored Link

■シェアをお願い致します!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。