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#119 新入社員教育プログラム 新入社員に必須の技術①-4


新入社員を「伝える技術」の初歩的体得に導くための過程。分かりやすくお伝えします。

前回の記事においては、結構な長編となってしまったため、非常に分かりづらかったと思います。

ということで、入社初期の段階で「話す(伝える)技術」の初歩的体得までの過程において、新入社員の方々が実際にどのようなことを感じられたのかを実レビューからピックアップしてご紹介いたします。

ほんの少しはイメージしやすくなるかとは思います。

ちなみに本日ご紹介するのは、新入社員研修初日のレビューからの抜粋です。

では参ります。

 

 

 

「話す技術」の初歩的体得。実際の新入社員が感じたこと。

前回の記事のとおり、苦手意識・嫌悪感・羞恥心があるなかにおいても、ここは克服してもらわねばなりません。

この過程においてどのような学びや気づき、葛藤があったのでしょうか。

ほぼ原文のまま記して参ります。

姿勢の訓練に対するレビュー

相手に何かを伝える際には必須となる、礼儀を構成する要素のひとつである「姿勢」。

まずはこちらからご紹介いたします。

 

 

Oさん(男性・4大卒)の感想

私が本日の訓練で気づいたことは礼のやり方による相手への伝わり方のちがいです。指先や踵に対する意識を変えると、相手からの見え方が大きく変化するということです。

これらと同様、礼の角度や腰の曲げ方を意識することで自分自身の意思が伝わりやすくなったと感じました。

本日教わった作法は仕事だけではなく、日常生活やプライベートなどにも広く用いることができ、大変有意義であったと感じています。

Oさんは面接のときからハキハキした若者らしい所作で、好感をもっていましたが、ちょっとフランクかなという印象もありました。

こうした作法を身につけること。つまりはやるべきときにはやる、外してはならない場面で絶対に外さないべく、訓練(トレーニング)を経て作法体得ができれば、まさに「鬼に金棒」。

そんなことを考えながら訓練にあたったことを覚えています。

 

Yさん(女性・4大卒)の感想

自分を表現するとき、言葉よりも礼儀を常に見られ、評価されていることを改めて実感しました。

はじめの「礼」から、「姿勢」「声の大きさ」「視線」など、話しかけている相手にどう見られているのか、頭の中でしか理解していなかったので、体得することの大切さに気づかされました。

おそらく、実際にお客様を前にすると、なかなか上手にできないかもしれません。しかし、真剣に訓練に取り組むことで、いま学んでいることは活きてくると思います。

まだまだ未熟者ですが、職場でしっかりと働くことを常に意識しながらこの訓練に取り組んでいきます。

Yさんは、小柄で物静かな話し方をするも、内に秘めた闘志とでもいうのでしょうか。

目力が強く、とにかく働く意欲が旺盛であることが感じられる方。

小柄にもかかわらず、早期の段階から通る声でハキハキと話せるようになっていました。

 

Oさん(女性・専門卒)の感想

研修に来る前から挨拶や姿勢の大切さはなんとなく分かった気になっていました。しかし、1日目の研修を終えて、朝の自分よりも少しはできていると思います。

今まで挨拶は言いながら礼をしてしまったり、指をきちんと伸ばさずにいたり、相手の目を見ずにしてしまうことが多々ありました。しかし、それではお客さまに誠意ややる気が伝わりづらいとうことがわかりました。

なので、これからは本日訓練したことを忘れず、メリハリのある挨拶をし、相手に与える印象を少しでも良くしていきます。

こちらのOさん。意欲はあるのだけれども、伝えるのが上手くないな・・という印象でした。

ちょっと時間はかかりましたが、日々少しずつステップアップしていく姿が好印象でした。

いままで20年間にわたり、記載のことが当たり前という感覚で過ごしてきたワケですから、すぐに変われるほうが不自然。

まずはご自身が理解や改善を実感できることのが何よりも重要です。

 

発声の訓練に対するレビュー

知識や技術や経験ではどうしても劣る新入社員であれば、その武器である若さでの勝負で先輩社員を凌駕しないといけません。

 

 

そのうえで必須となるのは、ハキハキと通る声で話すこと。

若者らしいハツラツさ。

こうした状態を好むお客さまも多いです。

恥ずかしがる方が多いのですが、全員が「声が出せない」のではなく、「声の出し方」を知らないがゆえの訓練というお話しをさせていただきました。

ではOさんのレビューです。

Oさん(男性・4大卒)の感想

私が姿勢の次に大切であると感じたことは発声です。本日の訓練の最初に研修に臨む意気込みを述べる時間がありました。全員が各々の気持ちを述べましたが、教育担当の方々には何ひとつとして自分自身の気持ちを伝えることができませんでした。

これは、話す際の姿勢や声のトーン、そして相手の目を見るなどの大切な作法が不足していたためだと教えていただきました。

たしかに、教えていただいた内容を頭で理解することはカンタンでした。しかし、それを実際に行動に移そうと考えても、なかなか上手くできないということを感じました。

私は社会人として、このままでは非常にみっともない振る舞いであることを痛感しました。実際にお客さまや上司の方々と接するようになるまでに絶対に体得しなければいけない作法ですので、1日でも早く体得したいです。

また、お腹から声を出すことにより、さらに通った声になり、相手への姿勢の向上が期待できると感じました。

私は人と話すことが好きなので、その気持ちが全面に表れるような話し方・接し方を目指していきたいと考えております。

性格も明るく、コミュニケーション力もあると自負してたOさんでしたが、ビジネスの場で求められる内容となると戸惑いも多かったようですね。

 

Oさん(女性・専門卒)の感想

声が小さいと、相手にとても伝わりにくく、やる気の無いように見えてしまう。口を指3本が入るくらい大きく開け、お腹から声を出す。ハッキリ話す。

自分はいままで口を開けるのも小さく、声も小さく低く全然できていませんでした。

口の開け方が小さいから声も自然と小さくなる。そのことをあらためて実感することができたので、これからは口の開け方を気にしつつ大きな声を出します。

こちらのOさん、女性にしては地声が低いことをコンプレックスに感じており、声を出したりすることを避けてきたような感を受けました。

しかし、ほんの少しのトレーニングで実感いただけたことで、徐々に良くなっていきました。

 

Tさん(女性・専門卒)の感想

意気込みを述べたときに、声があまり出ておらず、自分の熱意・思いが伝えられずにいました。そのあとに発声訓練をしたのですが、口を大きく開けて、お腹から声を出したら自分でも驚くくらいの声がでました。

次からはしっかり大きな声で自分の思いが伝わるように話をしたいです。

このTさん、愛想はいいのですが、大げさでもなんでもなく「蚊の鳴くような」声で話す方。

初日のほんの30分ほどのトレーニングで十分にご実感いただけたようでした。

 

研修に臨む意気込みについて

これも繰り返しとなりますが、新入社員の方々に意気込みを述べさせるのであれば、教育担当者がそれ以上のものを「手本」として見せる必要性についてもお話しいたしました。

教育担当者としての研修に臨む「熱意」や「情熱」は新入社員の方々にどう伝わったのでしょうか。

 

 

Yさん(女性・4大卒)の感想

このたびの訓練において、私は「弱音を吐くことなく、常に自分の意見をもつ」ということを意気込みとして述べました。

しかし、教育担当者の方々の決意は私のものよりもはるかに情熱にあふれ、やる気を感じました。

今の私では職場にいっても期待を得られるような働きはできないと自覚しました。

しかし、私の働くということに対する意志は強くなるばかりです。この向上心を常にもち、最終日には期待される人間となって帰ります。

 

Oさん(女性・短大卒)の感想

私は本日の訓練の初めに、この研修で同期の方々とのチームワークを築き、学生から社会人への切り替えをしっかり行い、社会人としての意識と自覚を身につけたいと言いましたが、これは意気込みではなく、願望にすぎないということを教わりました。

そして、こう言ってはみたものの、本当に実現することができるかは今のところまだ分かりませんし、不安もまだ消えていないというのが事実です。

このままの状態で職場に行っても、良いスタートを切ることはできません。明日以降のトレーニングも精進を積み重ね、先ほどの意気込みが実現できるようにして参ります。

 

Tさん(女性・専門卒)の感想

「一生懸命」「~と思います」「努力する」などの言葉を私はよく使用してしまいます。ですが、今日の研修で「言葉で言うのはカンタンだけど、行動に表せないようでは意味がない。有言不実行ではダメだ。」という言葉が私のなかに深く突き刺さりました。

私は言葉だけで、やらなければならないことから逃げていたのだと気づきました。この研修期間のうちに言葉だけでなく、行動で示せるようにしようと決意しました。

研修に対する思いや、仕事に対するモチベーションは人それぞれですから、内容は問わないと申し上げました。

しかし、一部記載がありますが、

 

新入社員
~したいと思います!

 

新入社員
~たいです! 

 

これはNGワードにしたほうがよいです。

なぜならば、意気込みや決意や目標でもなんでもなく、ただの「願望」だから。

 

 

頑張っていきたいと思います!

 

あれはあれでいいのですが、スポーツ選手のインタビューを見ていても当然のごとく使われるため、新入社員の方々も当初は普通に使いますが、これではその思いも意図も半減です。

 

新入社員
~します!

 

となるように、訓練や審査を通じて是正・改善に導いてあげる必要があります。

 

新入社員
業績を上げたいです!

 

新入社員
努力していきたいと思います! 

 

これ、いかがでしょうか・・。

本日は実レビューのご紹介を通じ、体感・訓練・審査を経ての新入社員のイメージをご実感いただくことが目的でしたので、詳細は控えますが、研修初日(入社初日)でここまでのレビューが引き出せれば「もう万々歳」です。

新入社員をいかに「話す(伝える)技術」の初歩的体得まで導いてあげるか。

いつまで経っても話すことに対する苦手意識が払拭できないようでは困ります。

入社して2年・3年も経っているのに「話しベタ」では困ります。

繰り返しますが、傾聴と少しの進歩を認める姿勢。

これらをもって適宜ご活用いただけましたら幸いです。

 

ドットコム
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新入社員教育.comでした。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。