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#128 新入社員教育プログラム 新入社員に必須の「技術」②-2


無残な「字を書く技術」の状態。どこに支障が?(つづき)

本当は本日の記事も前回の記事でお伝えしようと思ったのですが、かなりのボリュームとなってしまったため、前回の記事のつづきからお話しして参ります。

新入社員教育において初歩的体得に導かねばならない「書く」、つまりは「字を書く技術」

この「技術力」が低いとどのようなところに支障が出るのかというお話しでした。

本日はその三つ目から参ります。

 

 

 

 

相互コミュニケーション

「相互」とは新入社員と新入社員教育担当者。

ドットコム
1日にあった事象や起きた出来事から何を感じたのか。そしてそこから何を学び、翌日以降具体的にどうするのか。

 

面談や会話など、ひとりひとりと直接的なコミュニケーションをとるための時間にもかぎりがある。

ゆえに、このようなことを研修レポートで書いていただく形で課題を与えるワケなのですが、当初は筆が進まない方が大半です。

このレポートを通じて研修運営側である私たちが知りたいことは、実際の体感を通じて新入社員の方々それぞれが何を感じたのかということ。

同じこと・同じ課題に取り組んでも、これまでの経験に基づく得手不得手がありますし、価値観や性格が異なるがゆえ、感じることは人それぞれ。

たとえばですが、

 

新入社員
スピーチの訓練は本当につらかったです。

 

教育担当者
そうは見えなかったが、つらかったのか・・。どうやって精神的な負荷を低減させようか・・。

 

 

新入社員
周囲の人たちが審査に合格しているので、ものすごく焦っています。

 

教育担当者
なるほどな・・。明日の早い段階でもう一度結果よりも少しの進歩という話をしよう・・

 

 

新入社員
今日は悔しい思いをしたので、明日は必ず手を挙げます。

 

教育担当者
うんうん。有言実行の際はホメないとな。逆の場合は促しをしないとな。

 

 

新入社員
ノドが痛く体調が思わしくないですが、置いて行かれぬよう頑張ります。

 

教育担当者
そうか・・。無理をしているようであればブレーキもかけてあげないとな・・。

 

このようなことを書いてくれると私たちも下記のようなことをさまざま考え、翌日以降のプログラムのなかで適宜の修正や指導ができるようになります。

その日の感想やそのときの本当の気持ちを「伝える」ことができれば、是正・改善・解決のための何らかの「糸口」が見いだせる可能性が生まれるということ。

 

新入社員
これはまずいかな・・ 批判的かな・・

 

新入社員
怒られるかな・・ 変に思われるかな・・

 

当初はこのような勝手な思い込みや決めつけから、なかなかその本心が出てきません。

当たり前といえば当たり前なのですが、これを「筆が進まない」状態と記しました。

結果としてレポートの大半がこうなります。

 

新入社員
今日は〇〇の訓練がありました。

 

新入社員
審査は〇〇点で不合格でした。

 

といった「出来事」「事実」に終始する内容。

私は言います。

 

ドットコム
知ってますよ。そんなこと。

※その場にいたワケですから。

 

社長宛のレポートなのですが、

ドットコム
社長も知ってますよ。そんなこと。

※プログラムの内容は会社の承認のもとです。
※合格・不合格という結果を一番知りたいワケではない。

 

 

新入社員
悔しかったです。以上。

 

新入社員
明日は今日以上に頑張ります。以上。

 

 

ドットコム
悔しかったんですよね?で、結局どうするのですか?

※「悔しい」気持ちからどう行動に移すのか。

 

ドットコム
今日以上に頑張ります」? さっぱりわかりません。

※抽象的な記載を見過ごすと行動変化につながらない。
※この段階で変な「クセ」がつく。

 

つまり、「レポート」として課しているにもかかわらず、当初は「日記」の域を出ない内容が大半を占めるような状況です。

これでは相互コミュニケーションはおろか、そこからの改善・行動変化につながっていきません。

もっと進んだ段階でのビジネスマナー習得で扱うのですが、メールなどのツールを用いた連絡などでもこれは必須の「技術」となるのです。

 

それなりに時間をかけて・・

 

 

書くのだが・・

 

 

 

打つのだが・・

 

 

言葉が足りない・・
表現に難がある・・
誤字・脱字が多い・・

思いが伝わらない・・
誤解が生じる・・

誠意や真剣さを疑われる・・

評価されない
認めてもらえない

結果が出せない

 

そんなつもりはないだろうに損をする

こういう方は本当に多いです。

話すこととはちがい、書くこと非対面コミュニケーションとなるがゆえ、その思いや内容を伝えるべく「技術」に難があると、その影響は広範におよぶことも少なくありません。

たとえばですが、

 

 

 

ビジネスにかぎらず、プライベートでも、

 

私たち
ありがとうございます。

 

私たち
ありがとうございます!

 

 

私たち
了解。

 

私たち
了解!

 

記号ひとつで受け手の印象はまったく異なる・・。

だからこそ細心の注意を払うべくクセづけが必要となるということです。


つづいて、先ほどの4つ。

①乱雑かつ‘ヘタくそ’(70%)

②丁寧だが‘ヘタくそ’(5%)

③乱雑だが‘ウマい’(25%)

④丁寧かつ‘ウマい’(0%)

 

新入社員の実情。

経験上の感覚的な数値となりますが、初期においては大まかに上記のような割合です。

 

 


論理的な説明

 

 

 

 

的確な指導とフィードバック

 

これらを通じて、

①乱雑かつ‘ヘタくそ’(70%→0%)

②丁寧だが‘ヘタくそ’(5%→75%)

③乱雑だが‘ウマい’(25%→0%)

④丁寧かつ‘ウマい’(0%→25%)

 

このような割合に導いてあげることがこの段階においての「ゴール」です。

つまりは「乱雑」な状態の撲滅です。

理想はですが、約20年の歳月をかけてついた「クセ」は一朝一夕で矯正できるものではありません。

ですから、

 

POINT!

★「書く技術」の初歩的体得

ドットコム
丁寧に誠意をこめて書くことの意義と目的。

 

ドットコム
いまは美文字でなくとも丁寧に書くことだけは誰にでもできること。

 

こうしたことを早い段階で実感してもらうことが非常に重要となるのです。

無残な状態がマズイのは新入社員だけ?

ちなみにですが、この「字を書く技術」は教育担当者にも当然「高いレベル」で求められるもの。

ごくごく当たり前のことだと思うのですが、これがなかなか厳しいです・・。

 

 

 

 

特にホワイトボードや黒板に書く際は、重力に逆らわなくてはならないため、紙面に書く際よりも難易度が格段に上がります。

ヘタクソ極まりない文字で書かれた講義のなかで、「書く技術」について論じられても「説得力」はうまれない。

雑な文字を書いている上司に雑であることを咎められても、何も耳に入ってこない・・。

上司・先輩・教育担当者という立場にあぐらをかき、新入社員が何も言ってこないことをいいことに技術力向上に努めないようであれば「ハナシにならない」でしょう。

貴社ではいかがでしょうか。

 

ドットコム
企業における新入社員教育の成功を通じて従業員の育成力向上と定着率アップを実現し、業績の向上を通じて社会に貢献する! 

新入社員教育.comでした。


 

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ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。