■新入社員教育.comの「思い」と「志」

#103 新入社員教育プログラム 是正と改善に必須の「指導」⑤

改善促進の6要件(6段階)。
指導を成立させるために必須のコト。

新入社員教育をはじめとする、さまざまな教育機会や日々の部下・後輩との接点のなかでは不可欠な「正しい指導」。

#100の記事までは第2段階・第3段階までお話しをいたしました。

【第2段階】促す
=眼前の事実のみを伝える

【第3段階】注意指摘する
=事実に加え、本人にとってのマイナスを伝える

 

本日の記事はその次の段階からお話しをして参ります。

 

 

 

 

 

 

改善促進の6要件(6段階)。
その第4段階。

指導を構成する要件の第4段階

繰り返しになりますが、新入社員教育や日常の実務において対象者に対する指導の必要性が生じた際に用いる手法。

段階が上になりますので、当然といえば当然なのですが、

 

ドットコム
促しを行ったが是正・改善が見られなかった場合

 

ドットコム
. 注意・指摘したが、同じことが繰り返された場合

 

ドットコム
促し . 注意・指摘では済ますべきでない重大案件であると判断した場合

 

に使うべき手法・手段・段階。

再確認の意味もこめて留意事項を記します。

被指導側の納得感を引き出し、改善を実現するためには必須の5ワード

 

 

 

ドットコム
Ⅱ. 促し Ⅲ. 注意・指摘 で済ますべきでないという判断はその指導実施者の主観と判断基準に委ねられます

※価値観はもちろん、許容範囲も人それぞれであるため。

 

ドットコム
その判断に基づきⅡ→Ⅲだけでなく、Ⅱ→Ⅳということも当然あり得ます

 

Ⅱ→ⅢでなくⅡ→Ⅳと飛ばす際というのは経験上、以下のような場合です。

■事の重大性を認識していないと見られる場合

■聞き方や態度が思わしくない場合

■期待など指導者なりの思いがある場合

では、第4段階に参ります。

 

ドットコム
Ⅳ. 叱る

 

これは是正・改善が必要な、

 

ドットコム
. 眼前の事実と本人にとっての‘マイナス’に加え・・、

 

ドットコム
. 実施可能(現実的)かつ具体的改善策を提示・実行させること

 

 

 

 

 

 

日ごろからこうあるべきが・・

 

 

この状態

 

 

 

 

店長
. 爪が長いな~

 

店員
すみません。切ってきます。

 

店長
よろしくな!

 

 

 

 

数週間経つと・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また・・

 

 

 

 

店長
. 爪が・・。そんなことでは・・。

 

店員
またかよ・・。うるせぇな・・。

 

店員
分かりました。切ってきます

 

店長
態度悪いな・・。まぁ様子を見るか。

 

 

 

 

 

 

促した・・ 注意指摘もした・・
まあ、あの態度ではこれは必然。

 

 

店長
. 眼前の事実

 

店長
Ⅲ. 事実+マイナス

 

店長
Ⅳ. (事実+マイナス)+同じことを繰り返さないべく現実的かつ具体的な対策を提示・実行してください。

 

•指導の第4段階。
押さえるべき二つのポイント。

この「叱る」という手段を用いるうえでポイントとなるのは、考えさせ提示させるその「対策」が、

 

ドットコム
現実的(実行可能)であること

 

ドットコム
具体的である・具体性があること

 

が必須であり、

 

ドットコム
抽象的であってはならない

 

ということです。つまりは、

 

店長
.(事実+マイナス)同じことを繰り返さないためにどうするのですか?

 

店員
お客さまの前に出るという意識をもって・・

 

店員
社員としての自覚をもって・・

 

 

反省の色が強く窺えたとしてもこれは絶対NGです。

つまりは、意識・自覚では抽象的だということであり、この「叱る」という手段を用いるうえでは、具体的である・具体性がある状態とは何なのかを押さえておく必要があるということです。

語弊があるかもしれませんが、反省したフリは誰でもできます。

戻りますが、具体的・具体性がある状態とは、

 

ドットコム
提示してきたその対策の実行有無が指導実施者以外の第三者でもすぐに分かる状態!

 

であるということです。

 

 

 

店長
.事実+マイナス+同じことを繰り返さないためにどうするのですか?

 

店員
これからは毎日爪を切ります。

 


365日、1日も欠かさず?

これもNGです。

聞こえはいいですが、まず実現不可能ですし、反省しているフリと同様にやろうとも思っていないことを口にするのもいたってカンタンなことだからです。

だからこそ、

 

店長
. それは難しいですよね。

 

店長
. 確実に実行できることを(一緒に)考えよう。

※遅刻などは単なる怠惰が原因でないときもあるがゆえ、ときに一緒に考えてあげることも必要です。

 

こうした場合はこのようなカタチで正しい方向に導かねばなりません。

 

•指導の第4段階。
誤ると再発の‘引き金’に。

新入社員や部下指導におけるこの第4段階を誤った認識のもとで実施してしまうと、これまでの指導が「水泡」となりかねません。

いくら論理的な指導を行ったとしても・・、

提示・実施させる対策が非現実的かつ抽象的であるかぎり、是正改善につながる可能性は低くなる。

つまり、また同様のことが繰り返される可能性が極めて高くなることは容易にご想像いただけると思います。

 

ATTENSION!

◆ここで「よし」としてしまう方が多いのでご注意ください。

◆せっかくここまで来てもまた同じことが繰り返される要因となります。

 

つまり、

ドットコム
前者はいうまでもなく抽象的である。

※接客意識・社員としての自覚

 

ドットコム
※後者は難易度が高くいずれ挫折することが十分に予見される。

※毎日爪を切ること

 

ということです。

 

 

 

 

是正・改善させなくてはならないという意思はもちろんですが、この段階になると回数・程度・重大性も相応のものであるがゆえ、なかなか心穏やかではいられない・・。

 

つい「高いハードル」を課したくなる気持ちは分かりますが、本来の目的を忘れてはなりません。

本来の目的は、

ドットコム
正しい状態を指し示し、そこに導いてあげること。

 

 

 

 

まあまあまあまあ・・・

 

怒りたくなる気持ちは分かりますが、冷静に現実的かつ具体的な対策が実行されるべく導いてあげましょう。

待ってあげましょう。

 

店長
.同じこと繰り返さないために具体的にどうするの?

 

店員
公休日に爪を切ってから勤務に臨みます。

 

店長
.分かった。必ず実行してくれよな。

 

店員
はい。

 

いかがでしょうか。

これが「叱る」という手法なのですが以下がポイントです。

★現実的観点

ドットコム
. 週に2回であれば難易度もさして高くありません。

 

★具体的観点

ドットコム
. 毎回でなくともお休み明けの出勤時に確認すればよいだけ。

 

ドットコム
.直接の指導者でない第三者でも実行状況の把握が容易である。

 

こうした意味で「叱る」という手法は非常に有効であるということです。

くれぐれも現実性と具体性なき状態で「指導完了」とせぬようご注意いただきたいと思います。

難易度の高い非現実的なことを課せば、抽象的で確認しようのなきことを容認すれば、繰り返されるのは必然です。

新入社員の方々の「いま」、部下の方々のこれまでを振り返っていただき、シミュレーションをしていただくとよろしいかと思います。


新入社員教育プログラムには必須となる指導。

第1段階:「?」

第2段階:「促す(促しを行う)」

第3段階:「注意指摘する」

に次ぐ、

第4段階:「叱る」

新入社員はもちろん、部下・後輩の行動を確実な是正改善に導くべく使い分けはできていますでしょうか。

ご点検いただければ幸いです。

次回記事では第5段階から最終かつ究極の指導となる第6段階に入って参りますが、予想できている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ドットコム
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新入社員教育.comでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

とある企業で約20年間にわたり、新入社員をはじめとしたさまざまな階層の方々を対象とした社内教育プログラムの企画立案および運営を担当させていただきました。最近では専門部署の立ち上げを行い実績を挙げた経験から、悩みを抱える若手社員の方々、世代の違いや離職率の上昇など、さまざまな困難に直面されている企業様や教育ご担当者様、そして就職に悩まれる学生の方々のお役に立てればとの思いで当ブログを開設致しました。どうぞ宜しくお願い致します。